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NEXT 【完結】
第58章 3週間ぶり
キスをしながら、羚汰の指が胸を這い、柔らかく踊る。

荒々しく唇を離れた舌が、指で鷲掴みにされその先を固くしている胸を咥える。

もう片方の胸も、唾液で光りながら形を常に変えてながら揺れる。

「んっ...あっ、気持ち良すぎて、おかしくなるっ」

「いいよ。もっとなって」

稜の体が弓なりになり、また体の中から蜜が溢れる。

羚汰の体によって足が広げられていて、そこから香しい匂いが広がって羚汰を誘う。

不意に羚汰が体を起こして、ベルトを急ぎ緩めている。
慣れないからか、その動きが稜にはすこぶるじれったい。

稜も呼吸を整えながらなんとか起き上がり、羚汰の唇を追いながら、ワイシャツを脱がせにかかる。

「んっ、ちょっ、...稜、待って」

「...やだ。...私も、早く羚汰が欲しい...」

「はっ...ヤバイんだけど、それ」

稜が羚汰の肩に力をかけると、脱いだ衣服か荷物かのせいで、よろめく。

そのまま、稜が上になって床に崩れた。

羚汰の頭を抱えるようにして、舌を差し入れ誘い、手はワイシャツの下に探るように入れる。

さっきまでやられっ放しだった稜の変貌ぶりに、羚汰は嬉しいながらもすこし戸惑っているようだ。

だって、私も羚汰を攻めたい。

ワイシャツの下は素肌になっていて、久しぶりに触れる羚汰の肌に高揚する。

這っていた指先が固くなった乳首を見つけ、優しく撫で回す。

羚汰がしたようにその先を咥えこみ、舌先でこね回す。

「...んはっ」

羚汰が体を震わせて、大きく吐息を吐く。

その様子が嬉しくて、舌の動きはそのままに、脱ぎかけのスラックスから出ていたボクサーパンツの膨らみを優しく撫でる。

大きく膨らんではち切れんばかりになり、すこし色が変わっている。

「稜...、もうヤバイから」

上半身を起こして羚汰が止めにかかる。

稜はそれを無視して、羚汰のボクサーパンツに手をかけ、憤ったそのモノを取り出した。

勢いよく飛び出した先を急いで咥える。

「んふっ...んっ...」

「ああっ、稜!ダメだって」

大きく波打つ感覚で、それが近いのがわかった。

稜が咥えていた口から離す。

「くっ...うっ...」

寸止めにされて、羚汰が床の上で悶え耐えている。

「...一緒に、ね?」

「...ヒデぇ」
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