パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第59章 ハルノナヤミ

入口で指を往復させながら、同時に稜の敏感になった突起の周りを優しく撫で回す。

稜の腰が浮き上がって、次に来るだろう刺激に震え揺れる。

「んふっ...んっ...やっ」

その様子を羚汰に間近で見つめられていて、今まで以上に顔に血が巡る。

稜が顔を背けようとすると、唇が追いかけてきて吐息とともに重なる。

ショーツの中で蠢く手が焦れったい動きを繰り返す。

もっと触って欲しくて、羚汰にも余裕なくなって欲しくて、稜は片手をなんとか羚汰の下半身に伸ばした。

さっきから太ももに触れている固い存在に、手探りで指を近づける。

「...稜？」

ふふっと笑うように羚汰が体を少し離して、触りやすくしたようだ。

パジャマのパンツの上からゆっくりとその存在をなでると、羚汰の体が少しだけ動いた。

はぁっ、と吐息も漏れている気がして、手の動きを早める。

羚汰が大きく息を吐いて動きを止めたかと思うと、稜のショーツを脱がせ、自分も脱ぎ去ってから、稜を抱き寄せる。

「稜、反対向いて」

羚汰の言わんとしているコトがわかって、稜も素直に従った。

まだかなりの恥ずかしさが残るが、それより一緒に気持ちよくなりたいという思いが上回る。

ゆっくり体を向けようとする稜に、はやる羚汰が太ももを掴み広げて舌を近づける。

「あっ、やぁっ、まだっ...ああんっ」

四つん這いになりかかった稜の体が大きく反って、その体をくねらせる。

片手を羚汰のモノに近づけていたため、上半身をもう片方の手で支えるしかなく、体が余計にぐらつく。

音を立てて蜜が吸われ、舌で舐め広げられる。

「...稜？」

羚汰に促され、稜も舌を近づけるが、角度もあってなかなか思うようにいかない。
快感に耐えながら、何度か舌を這わせ、先を口に含む。

「っ...んっんっんっ、んふっんんっ...んああっ」

何度か往復するも、自分の体を駆け巡る刺激に口から離してしまう。

それに反比例するように、羚汰の舌がナカに差し入れられ、太ももを抱え込むようにして起き上がってゆく。

お尻が高くあげられて、羚汰が体を起こして後ろに移動する。

今度は指が深く差し入れられ、稜のポイントをじっくりとした動きで攻め始めた。