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第59章 ハルノナヤミ
羚汰の部屋が701。7階建ての最上階。
下の601は夏ぐらいからずっと空き部屋で。
リビングを隔てて702が、稜が住んでいた部屋。

つまりは、二人で暮らし始めてずっと隔離でもされたようなこの寝室で、声も音も出し放題だった。

その601に、新しい住人が引っ越してくる。

「ど、んな人っ?」

「えー、そんな気になるの?」

羚汰がくすくす笑いながらも、進んだ手が稜の胸の上で柔らかく踊っている。

「春からどっかの専門学校の学生、って言ってたよーな」

「...ふぅん」

思い出したように羚汰が吹き出す。
手の動きが緩まって、少し体を羚汰のほうへ向ける。

「なんか、先週あたり見に来たらしーんだけど。なんか可愛い彼女連れてたらしくて。不動産屋のおっちゃんがさ、『同棲するんじゃないか』ってスゲー心配してんの」

「ん?」

羚汰の言わんとすることがわからず、体をひねって向かい合う。

「ほら、この部屋は特殊だけど、基本ワンルームじゃん?1人限定で、同棲禁止らしーよ?」

「そうなの?」

確かに、稜の住んでいた部屋は8帖のワンルームで、二人で住むには、住めなくはないが狭すぎる。
だが、この特殊な角部屋は、十分二人で住める。
なんなら、1人ぐらいなら子供がいても大丈夫そうだ。

「禁止の理由がさぁ、おっちゃん言わないけど、音問題じゃないかなぁ」

「音問題?」

聞き返した稜に、にやりと羚汰が笑って体がぐるりと動かされる。

稜の体が仰向けになり、残っていた最後のボタンを外しながら、羚汰の舌がお腹から這い上がる。

「んっ...」

顕になった胸に羚汰がゆっくりと舌を近づけ、指でつまんだその先を口に含む。

先ほどの稜の質問はどこへやら、執拗に繰り返される刺激に稜の体が波打つ。

「はぁ...りょう、たぁっ...」

じっくり両方の胸を堪能してから、ゆっくりと上がってくる。

「このマンションさ、こーゆー音ってゆーか、声?丸聞こえなんじゃね?だから、1人限定なんでしょ」

耳元で囁くようにそう言いながら、指先がショーツの中に入ってきて、稜の濡れた場所を音を立てて撫で回している。

「んっ...んっ...んぁっ」

「俺らもヤバいね。バレたら」

嬉しそうにそう言いながら、指がゆっくりと沈んでゆく。

「んんっ、...はぁあっ」
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