この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
NEXT 【完結】
第67章 予定
「ダッシュで帰るから。お風呂待ってて。一緒に入ろ」

そう連絡が入っていたものの、稜はこっそりお風呂に入ることにした。

羚汰と一緒に入ったら、髪を洗ったり化粧を落としたりが落ち着いて出来ないのだ。

「ゆっくりどうぞ」と言われるものの、羚汰がじっと見つめて来るので、どうもゆっくりできない。

もたもたしていると、「手伝う」という名目でボディタッチが始まってしまって。
本当にそれどころでもなくなってしまう。

昼間は随分温かくなってきたが、まだ夜は冷える。

丹念に全身を洗ってから、温かいお風呂に浸かると、ほっこり体の疲れが取れるようだ。

「ふぅ~」

今朝の羚汰は、はじめはすごく優しくて。
今日仕事の稜を、気遣ってくれた風だったが。
後半は稜が煽ったのもあって、かなり熱く交わった。

あの後スグは、立ち上がれないかと思ったが、シャワーを浴びるとすっきりして。
なんとか会社にも行けた。
会社はデスクワークがほとんどで。
いつもなら銀行や郵便局などちょいちょい出掛けることもあるが、今日は出かけることもなくすんだので助かった。

今はもう、気だるさが残る程度で不思議と体へのダメージは残ってはいない。

新しいベッドがいいのかもしれない。

あの森家の別荘のベッドまではいかないが、前のに比べて格段に寝心地が良い。

そして、前のよりひと回り大きくなったというのに、眠る時はまた同じようにくっついて寝ていた。
というより、羚汰がくっついてくる。

もう慣れたけど。

眠る時の羚汰を思い出して、ふふっと笑ってしまう。

2人ともそこまで寝相がいい訳ではないので、朝になってみると離れていることがほとんどだ。

それでも、近くに羚汰の寝息を感じて目覚めるのは、すごく幸せな気分になる。



「稜!りょーーう!!!」

はっと気付くと、慌てた羚汰の顔がそばにある。

「ふえっ?」

「大丈夫?何してんの」

「え、なに?」

体を動かすと水の音が目の前でする。

あ、そうだ。お風呂入っててー、あのまま寝ちゃったんだ。

「ごめん。いつの間にか寝ちゃってた」

「あー、びっくりした。って、こんな所で寝たらダメじゃん!」

羚汰は、ブルゾンを着たままだ。
というか、全身服を着たままなのだ。
風呂場なのに。

稜が起きて安心したのか、とりあえず濡れた靴下を脱いでいる。
/1240ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ