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NEXT 【完結】
第68章 羚汰side☆short ver.
稜の声に振り返った途端、体に突進してきた。

「うっ」

勢いよく背中に稜が抱きついてきて、ベランダの塀とに挟まれ声が漏れる。

この塀が高さがなかったら、突き落とされてるぞ。

「ちょ、稜?」

「...起きたらいないんだもん」

小さくむくれた声がして、思わずにやけた笑いをしてしまう。

「探した?」

「探したよ!向こうの部屋にもいないし。どこに行ったかと」

体をひねって正面から稜を抱きしめる。

「はぁー、あったかーい」

暖かいし、柔らかいし、いい匂いがして。
せっかくクールダウンしていたのに、また火がつきそうだ。

「こんなカッコで、また風邪引くよ」

羚汰の背中に手を回した稜が、今気づいたように驚いている。

「んー?こうしてたら大丈夫」

片手を、腰に腕を回して引き寄せる。

羚汰と逆で、パジャマの上だけを着ているらしい。
大きなパジャマなので、お尻と膝の中間ほどの長さだが、ほとんどが無防備にさらされている。

「稜こそ寒くないの」

「だって、慌てて着たから」

つつーっと太ももを撫であげて、お尻をさする。

「!!」

履いてない?

「やだ、羚汰っ」

稜が胸を押して離れようともがいている。
いつものことながら、顔が真っ赤に染まってきた。

目線を合わせようと顔を覗き込むも、稜の瞼は塞ぎがちに下を向いている。

「下着、つけてないの?」

「...だから、急いでたんだって」

そう言われてみると、髪は広がっているし、胸のボタンが段違いになっている。

堪らずその耳元に唇を寄せる。

「めちゃエロいんだけど?」

わざと息がかかるようにそう言うと、予想通りその体をくねらせる。

やべぇ。止まらない。

「誘ってる?」

両手でお尻を掴んで広げるように動かしながら引き寄せる。

「ひゃっ、...違うっ、てば。ね、離して」

そうは言いながらも、片手はバランスを取るためか羚汰の首にしがみつく。
もう一つの手は、羚汰の腕を押しのけようと微かな抵抗をしている。

「ここでシてみよっかー。まだだったよね」

部屋中のあちこちでシタけど、まだベランダはナイ。

無駄な抵抗を続ける稜の首筋に舌を這わせる。

本当に嫌だったら、もっと抵抗をする筈だ。
それとも、まだキャンドルの影響が残っているのだろうか。

「や...見えちゃう...」

「見えないって」
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