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NEXT 【完結】
第69章 どたばた
両親は、今度会ってからだとは思っているらしいが。
基本賛成する意向らしい。

「と、いうわけで。よかったな、ねーちゃん」

がははと笑う弟に、恥ずかしいやら嬉しいやら。

「...ありがと」

まだ正式にOKが出たというわけではなかったが、なんだかぐんっと前進した気がする。
本当に羚汰の言う通り、大丈夫になってきた。


個室に戻ると、理子さんの御両親が来られていた。
挨拶して、また盛り上がって。
そうこうしていたら、空人や理子さんの友達が来た。
お休み最後の日もあって、どんどん人がやってきて。

いくら広めの個室といってもいっぱいになってきたので、高崎家は名残惜しいが失礼することに。

それでも全部で3時間ぐらいは、部屋にいただろう。
帰りの車ももちろん、赤ちゃんの話で。
写真も撮りまくっていたので、帰りながらも母親がそれを眺めている。

「もうちょっと近ければねぇ〜」

地元のスーパーぐらいまでしか運転しない母親は、どうも高速が怖いらしく。
父親と一緒にしか来れないのを悔しがっている。

空人や理子さん的には、そのぐらいがきっと丁度いいだろうな。
と思ったことは黙っておこう。

「あんたも、早く産んでちょうだい」

この流れでまさか自分に話が来るとは思ってなかったので、驚く。

「えっ。そんな...」

「あんたの子なら、触りまくれるじゃなーい」

一瞬、この流れは同棲の話に行くのかと思ったが、そうではないらしい。

やっぱりお嫁さんの手前、遠慮があったのだろうか。
あれで。

両親は、結局最後まで同棲の話はしてこなかった。
しにくかったのかもしれない。

稜もなんだか切り出しにくく、結局そのまま送ってもらってマンションに着いた。

ほとんど物がなくなった稜の部屋に、あがると言われたらどうしようかと思ったが、その心配もなかった。


一安心して、2人の部屋に戻る。

今朝早く出たので、雑務がたまっている。
洗濯物を取り出してー、掃除機かけて。

今日は羚汰が夕方には帰ってくると言っていた。

稜はうきうきしながら夕食の準備に取り掛かった。







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