この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
NEXT 【完結】
第71章 宿
うつ伏せていた稜の体が反り返って頭から起き上がり、その枕を掴む手に力が入る。
羚汰が体を打ち付ける度に声が漏れて、目の前が霞んでゆく。

「...んぁあっ」

今度は一切止まる気配のない羚汰が、波打っている稜の体を抱きしめたまま横向け寝転がる。

上になった足の太腿を持ち上げられ、2人が交わる部分が空気に触れている。

自分では見えないが、ゆっくりとした動きが稜の想像力を湧き立たせる。
広げられたその場所に行燈の光が纏う。
稜の開いたそのワレメをゆっくりと擦りあげていく羚汰のモノ。
蜜を纏って滑らかに、卑猥な音を立てて入っていく。
それらを想像し、稜は体をよりくねらせる。

「んあぁあっ、はず...かし、いよっんんっ」

揺さぶられる体をなんとかひねってそう羚汰に伝えようとするも、舌が近づいてきて口がふさがれる。

同時にナカで暴れ回るモノに、稜はもう意識を飛ばしそうだ。

横向きになっていた体が、また布団にうつ伏せるように力が加わってきて、大きく揺さぶられる。
その動きに堪えようと、稜は手を伸ばして視線の先にある敷布団の縁に手を伸ばす。
敷布団はもうシーツが剥がされたようになって布地が現れている。
二枚重ねの薄い敷布団は、上の1枚を掴んでもなんの支えにもならない。

もっと近づいて2枚ともー。

そう思って手を伸ばすと、また体が俯けになってきた。
羚汰の腰が力強さを増して、稜に突き刺さる。

掴まなきゃ...。

その手が捉えられ、指が絡まって引き寄せられる。

「ダメ。逃がさない」

敷布団を求めて動いていたのを、逃げようともがいているように見えたらしい。

そのまま稜の腰が掴まれ、横向きに戻され羚汰が音を立てて打ち続ける。

「やっ、ちがっ、ぁああっ」

稜の体が反りかえり、痙攣を繰り返す。
段々イくまでの時間が短くなってきた。

羚汰が稜の足を抱えるようにして体勢を変えてゆく。

仰向けにした稜の体に貪るように抱き着き、またゆっくりと腰を動かしはじめる。

角度を変えて何度も刺激され、稜は自分の奥深くまでもが震えているのを感じていた。

体も、羚汰の腕の中で跳ねるように揺れる。
震える奥深くを揺さぶられ、喘ぐ声はもう声になっていない。

「稜。...稜。離さない」

耳を口に含み、吐息を漏らしながら懇願するように囁く。
/1240ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ