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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第20章 首筋
夏休み、また周くん目当てで学校に行った日。

人気のない特別棟の、更に人気のない階段の裏。

周くんは私にキスをした。
それも、大人の方の。

二度目だからって慣れるわけがない。
ぎゅうっと目を閉じて、ひたすら耐える。

私の中で、周くんが動いてる。

「鼻で息していいよ……?」

私が息をしていないのがわかったのか、周くんが一旦顔を離す。

私は必死に頷いて、再び被さってくる周くんの唇を受け止めた。
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