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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第20章 首筋
恥ずかしい。
気持ちいい。

口のまわりがべとべとだ。

やがて周くんが離れていった。
そのまま抱きしめられる。

私はぼうっとしていた。

夏なのに、暑いのに、くっついてるのが気持ちいい。
たくましい腕に身を任せていると、周くんの心臓の音が聞こえてきた。
ものすごく速い。

「奈緒姫……」

切ない声で呼ばれると、胸がきゅんとなる。
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