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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第26章 家で
コーヒーとマドレーヌを持っていくと、周くんは顔を輝かせた。

「良い匂い! 美味しそう!」

どうぞ、と言うなり、すぐに口の中に放り込んでしまう。

「美味しい!」

「本当ですか?」

周くんは口を動かしながら、ぶんぶん頷く。
そんなに喜んでくれると私も照れてしまう。

一気に口に入れて喉が乾いたのか、周くんがコーヒーカップを手にした。

「あれ? この豆って、飲んだことあるかも」
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