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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第26章 家で
「二人とも、奈緒姫の部屋に行った行った!」

タイ兄に急かされて、私と周くんは階段を上がる。

アヤ兄が飲み物とお菓子の乗ったお盆を渡してくれた。

「後から差し入れに行ったりしないから安心して」

えっと……。
それって、つまり?

あっという間に、私たちは二人っきりになってしまった。

私の部屋で。
周くんと二人きり。

しかも、邪魔は入らなさそう。

この流れはもしかして。
今日は何も起こらないって、思ってたのに。
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