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第30章 VS 女子

「奈緒姫も俺以外のやつに告白されたらふらっとする？」

「す、するわけないっ」

「当たり前だよ！　俺がどんだけ奈緒姫を好きかわかってんの！？」

ぎゅうっと抱き締められる。

ここ廊下なんですけど。
もう帰っちゃった人も多いから大丈夫かな。

「信じてもらえないのは、ショックだ……」

耳元で響く声に、私は素直に申し訳ない気持ちになった。

「ご、ごめんなさい……」