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第33章 コスプレ

「周くん、おはよう」

奈緒姫がにこっと笑う。
可愛い。

「本当に引き受けちゃって大丈夫だったの？」

当初から奈緒姫は心配そうだった。
佐和紀さんのコスプレを普段から見ているせいだろう。

うん、今ちょっと後悔してる。
なんて、佐和紀さんの前では言えない。

佐和紀さんはいつも通りのボサボサ頭に眼鏡姿だ。
確か、佐和紀さんの担当するキャラは、金髪の派手な王子様系だったはずだ。
どうやって変身するんだろう。