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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第33章 コスプレ
「俺の彼女に何か用ですか?」

ぐいっと奈緒姫の腕をつかんで引き寄せる。

「周くん……?」

相手の男は見るからに挙動不審になった。

「い、いや、別に……」

睨み付けると、すごすごと立ち去って行く。

「大丈夫だった?」

振り返ると、奈緒姫はもう泣いていた。

「な、なんか、写真撮ってあげるよって言われて、断ったんだけど、しつこくて……怖かった……」
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