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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第38章 お口で

ぎゅうっとすがりついてくる腕が、いつもより必死な気がして、私は周くんの顔をのぞきこんだ。
「なんか、あった?」
「んー……」
周くんは難しそうな顔をした。
言いにくそうに、ぽつりと呟く。
「今日、さぁ……父親の婚約者に会った」
あれ、周くんは父親には会ったことないんじゃなかったっけ。
名前も知らないって言ってた気がする。
「周くんって、お父さんと連絡とってるの?」
「いや、全然。どこにいるかも知らない」
「なんでいきなり婚約者さんと?」
「よくわかんない」
「なんか、あった?」
「んー……」
周くんは難しそうな顔をした。
言いにくそうに、ぽつりと呟く。
「今日、さぁ……父親の婚約者に会った」
あれ、周くんは父親には会ったことないんじゃなかったっけ。
名前も知らないって言ってた気がする。
「周くんって、お父さんと連絡とってるの?」
「いや、全然。どこにいるかも知らない」
「なんでいきなり婚約者さんと?」
「よくわかんない」

