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第41章 家族

「周！」

リビングに駆け込んできた母親は、目を見開いて俺を見た。

やばい、怒られる。
心臓が飛び出しそう。

「母さん……」

どうしていいかわからず立ち尽くす俺に、母親はタックルをかます勢いで抱きついてきた。

「ごめんね周ぇえええええ！」

母親の口から飛び出て来たのは謝罪の言葉だった。
そのまま声を上げて泣き始める。