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ステップ☆アップ☆ラヴァーズ
第41章 家族
「母さん……?」

謝るのは、どう考えても俺の方だ。

びっくりしている俺に、母親はしがみついて泣きじゃくる。
その号泣っぷりに、奈緒姫もお兄さんたちも唖然としていた。

遅れて綾希さんがリビングに入ってくる。

「周くん、無事で良かったよ」

そう言って優しそうに微笑む顔は、ちょっと寝不足みたいだ。

「な、なんで……?」

混乱する俺に、母親がみっともない顔で言ってくる。
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