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少年悪魔
第11章 伝わる想い
「…ん…、ふ…」
唇を食まれ、甘い声が漏れる。
「…ねえ。レイに、どこまでされた?」
遥斗が唇を離して問うと、繭は正直に答えた。
「え…っと、…舌、入ったとこ、まで…」
途端に遥斗の眉間に皺が寄る。
「…ハル。あれはね、なんていうか、急だったから……、…っん」
怒りを感じた繭が、言い訳めいたことを言おうとした時、短いキスで言葉を奪われた。
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