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少年悪魔
第3章 マーキング
「…まだ、話は済んでないよ」
「…っ」
繭は下を向いた。目を、まともに見られない。
「昨日も今日もそうだけど、繭、僕のこと怖いんじゃない?」
「!」
繭の肩がぴくりと動いた。
「防衛本能って人間に紛れている悪魔にも無意識に警戒するんだよね。繭がヘンに僕から距離を取ろうとしてるのはそのせいかなぁって」
そう思うならさっさと退いてくれればいいのに。
繭は顔を上げられず、床を睨んだ。
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