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薔薇色タクシー
第6章 ♡エピローグ♡
「あぁぁぁ〜!今日もシケた売り上げね〜!」


相変わらず世の中の不景気が、ダイレクトに売り上げに響く。


ダンディ様の一件から2週間が経過した。


あれから私は、まだ誰ともHをしていない。


イケメンに出会えてないし、ご指名連絡もなかった。


客をゲットしようと、薔薇色タクシーを流していても、無意識に紳士ぽい男性はスルーしてしまう。 


たまたま…
そうたまたま、上玉が見付からないだけ…。


調子が悪いのも、Hしてないフラストレーションのせいかしら?


「はぁ〜たくもぉ…どっかにいないかな…イケメン…」


休憩がてらにタクシーを路肩に止めて、コーヒーを啜っていると


「なぁ〜に!薫子ちゃん!欲求不満なら俺が相手にしてやろっか?」


タクシー仲間のイエロータクシーのおっちゃんが、鼻の下を伸ばしてからかってきた。


何処まで冗談で…
何処まで本気なんだか…。


「私は…LLサイズしか興味ないから…」


小柄のおっちゃんに、半ば本気で言い返すと


「おぉ!俺のマグナムLLだよ〜!背はちっこいけど、あそこはビッグだぜぇ〜!」



そう言って、嬉しそうに股間を突き出してきた。



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