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第2章 捕まえたい女

「覗かないでって、いつも言ってるでしょう!?」


「減るもんじゃなし、ええじゃろーが」

口を尖らせるゴン爺を追い出し、気休めにしかならないカギを掛け直す。

「いつも、どうやって外すんだか…！」

このやり取りを一度すれば同じ日に二度は繰り返さないから、可愛いものだと思えなくもないのだけど、やっぱり止めて欲しい。