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第10章 格の違う祖母

――お祖母ちゃん、本当に私のお腹にいるの？病院に行った方が良いのかな？私…怖いよ


「ああ、それなら大丈夫。あたしの顔馴染みに産婆がいるから」


――お祖母ちゃんの馴染みって…生きてる人？


「失敬な！と言いたいとこたが、お前にしちゃ鋭いね。ウチの馬鹿ギツネと同類さ。こっちの世界に溶け込んで暮らしてる妖狐は結構多いんだよ」