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お憑(つ)かれさん
第4章 思い出の彼女
でも、浮かれる僕と対照的に彼女の表情は徐々に曇ってゆく。

「もっと早く言えば良かったな…」


中山さんの頬を涙がつたうのを見て、僕は彼女が既にこの世の人ではないことを思い出した。

「あたし、何で死んじゃったんだろ…生きてればポンタの彼女になれたかもしれないのに…!」





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