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理想と偽装の向こう側
第10章 信頼と疑惑
沈黙のまま、時間が過ぎる…。


何しに来たんだろうか…
ご飯作りに来たみたいだな。


私は余り食べれなかったが、嘉之は食べた終えてたので片付け始める。


「これ片したら、帰るね…」


「泊まらないの?」


う…今日はぶっちゃけ帰りたい。


「体調が余り良くなくて…」


「寝てけばいいじゃん」


ちょっとイラッと、きてしまった。


誰のせいだと…。


「悪いし…」


「俺と、居たくないのかよっ!」


ヤバッ!キレたっ!!


「そうじゃ…つっ!」


腕を強く掴まれる。
私は手が洗剤で濡れたので、抵抗しにくい。


そしていつもの如く口を塞がれ、舌を激しく絡め取らる。


頭を強く押し当てられ、息苦しくて堪られなかった。

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