この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
理想と偽装の向こう側
第10章 信頼と疑惑
少しの間を置き、急に梶さんが質問をしてきた。


「渡辺さん…好きな画家とかいるかい?」


「あ…そうですね…ダリとか好きです」


何だろうか?


「ははっ!渡辺さんらしいね。シャガールとかじゃないあたりが」


「シャガールも嫌いじゃないです!色使いとか、あの世界観とか!」


「でも、ダリなんだろ…ガラになりたいの?」


「いえ…流石にそこまでは、憧れますが…」


梶さんは、小さく笑い


「渡辺さんは、渡辺さんだよ。後、彼の全部を背負い込み過ぎないようにね…彼、脆そうだし。周りに助けを求めるように。僕もずっと味方でいるからさ」


梶さんは、そう言って手を差し出した。


温かくて逞しいその手を握り握手してもらう。


「必ず成功させよう!」


「はい!必ず!」


梶さんと別れ、私は力強く前を向いて歩き出した。

/1069ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ