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第2章 高校１年・一学期　

達也の後輩の女の子たちに誘われるように
他校の男子や中学生の男の子が教室の中へ
入って来て超満員なった。

廊下の外にも列ができた。

それにしても凄い人気だ。

達也の中学時代はどんなだったんだろう？

その時そこにいた同じクラスの生徒はみな
同じ事を思った。

当然、ななみも。

一時間ほどして混雑は収まった。

でも、お客は引っ切り無しにやって来る。

人だかりの多い所は自然と人が集まる。

更に「夏の風物詩」というテーマから
縁日を模した出店が良かったのかも
知れない。

特にスーパーボール掬いは
小学生くらいの子供に大人気だった。