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第2章 高校１年・一学期　

７月１６日、テストは終わった。

達也はななみに黙礼をしただけで
教室を出て行った。

ななみもそのまま美術室へ行く。

達也からの連絡はあのメール以降、
途絶えていた。

次の週は月曜日から懇談会があった。

ななみの懇談は水曜日であった。

クラス順位は８位、今回は数学と物理が
前ほど良くなく落ち着くところに
落ち着いた順位なのかも知れない。

でも、少しでも油断をすると
一気に順位は下がると担任からは
釘を刺された。

夜、達也からのメールが届く。

達「やったぜー！！！ ３位！！！
ワシントンナショナルギャラリー
印象派展でいい？」