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第12章 ２年三学期

隣にはお客さんはいなかった。

落ち着いた表情を取り戻した結城が
結「ななみ君って積極的な
女の子なんだな～」

な「こういう女の子、
イヤですか～？」

結「魅力的だよ。でも、」

な「でも？」

結「気押されちゃったよ」

な「すみません」

ペコリと頭を下げる、ななみ。

可愛い。

結「来年、うちの大学、受けるんだろ？」

な「はい、できれば行きたいです！」

結「そうしたらまた、
会えるかもなぁ～」

な「はい、その時はヨロシクです」

結「･･･。」

何か言いたそうだがモジモジとして
言い出せないでいる結城。

小首を傾げて結城を見つめる、

ななみ。

可愛い。