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第12章 ２年三学期

な「本当に勝手な言い分なんですけど
結婚は前提としないお付き合いをして
欲しいのです。
私と先輩が大学生でいる間だけの
限定で」

結「彼氏って、サッカー部の」

な「はい」

結「いつから付き合ってるの？」

な「幼稚園の年少からです」

結「えぇぇ～！」

な「声が大きいです」

結「ゴメン」

な「小学校、中学校は別で
音信不通でした。高校で
再会して直ぐに付き合い始めました。
でも、周りが煩いので黙っていたら、
その内、隠している方が
楽しくなって来て、公表する
タイミングがなかったんです」

結「そうだったのか～～」

大きく溜息をつく結城。

心なし寂しそう。