パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第7章 旅行又は逃避行

そのままもう一度激しく揺れあいたかったが、そろそろ仲居が片づけに来るかもしれないのでお預けとなった。

その間に二人は旅館の温泉で汗を流した。

由香里は夜空を見上げながら露天風呂に浸かっていた。

湯槽の中でリラックスをしながら先程の岡田の顔を思い出していた。
赤ちゃん出来ちゃうかも？　とからかったあとの岡田の真剣な顔を。

不意に自分が随分と酷いことを岡田にしているという罪悪感に苛まれた。
まだ判断のつかない少年をたぶらかしているという罪の意識。
一旦沸き起こったそれは簡単には消えることはなかった。