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第7章 旅行又は逃避行

暗闇に目が馴染み始めた二人は満足を宿した視線を絡め合う。
肉体的に満足した女と精神的に満足した男。

刹那の快楽は二人を取り囲む状況を変えはしないが、それでも心の繋がりは持てた。

「由香里……」

まだ絶頂の朦朧が収まらない由香里をそっと抱き寄せる。

「イッちゃった……」

照れながら笑う。
それは遥かに年上の女性が見せるにはあまりに無防備な笑顔だった。

「まだこれからだかんな……子供ちんぽとか二度と言えないくらいに感じさせてやるから」