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ねぇ、しよっ!
第13章 ねぇ、しよっ!
手を引いて、足元の安全な所までエスコートすると、手を離した。

「パンパン」

『手の鳴る方へおいで。』

そろそろと圭一の気配を感じる方へと歩みを進める。

『ちい、子供の頃に戻ったみたいじゃないか?』

『うん。なんか楽しい!』

『良かったな、こんなとこ見つけられて。』

『ホントね!ねぇ圭ちゃん、まだあ?』

『もうすぐだよ。こっちだよ、ちい。』

『あ!圭ちゃん捕まえた(笑)』

『さあ、部屋の中だよ。部屋の探索しておいで。目隠ししたままだよ。』

『圭ちゃん意地悪!』

『いいから、いいから(笑)』

千尋は、両手を広げて、うろうろと探索を始めた。足元がわからないので、四つん這いになって、全神経を両手足と耳に集中している。



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