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俺だけの女の子。
第10章 馨の高梨誘惑作戦
「あぁぁあ……んっ、あっ、やっ、ホントにっ、イッちゃ、……っ!」

馨の粘膜と俺自身が擦り合わされてそこから快感が溢れでる。

馨が時折びくっ、びくっ、と反応してるのを見ると連続でイキ続けているみたいだ。

「あぁん、あぁっ、も、おかしく、なる……っ、」

「でも、気持ちいいだろ?」

「んぅっ、は、ぁっ、あぁぁ……っん、気持ち、いい……っ、わ、わたる……っ」

もっと、とでも言うように甘ったるい声で誘われて俺も理性を手離した。

どれだけ突いたか分からない。

どれだけ擦ったのかも分からない。

気が付いたら二人とも汗だくのどろどろぐちゃぐちゃで。

疲れ果てて横たわる馨の額をタオルで拭くと、恨みがましい目でじろりと睨まれた。

「お、覚えてろよ……」

「何?まだ不満だった?それじゃあ…」

「いやいやいや!もう無理!もう腰立たないから!」

慌てる馨の頬に軽く唇をつけると、俺は今まで彼女に見せた笑顔の中でもとびきりのものを浮かべた。

「明日からまたすっぴんで学校だからな。スカートの下は絶対ジャージ履いてこいよ」

いつかはきっと訪れるであろう他の男からの眼差しを、せめて今だけは阻止するべく俺は提案した。

せめて今だけは俺だけの女の子で。





終わり
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