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俺だけの女の子。
第5章 馨の敵と初体験
俺から出てるのは全部ゴムの中だっつうの。
そう言ってやろうかと思ったけど、いろんな意味で俺のが限界で諦めた。
馨を擦るスピードを速め、自分を限界へと誘っていく。

「あっ、あ…っ、はげ、し……っ、」

馨の腰を掴みながら最奥へと打ち付けて、俺は全てを解き放った。
ものすごく我慢してたからか、量も半端ない。
いやいや、これでも朝一抜いてきたんだけどな。

ずるっ、と馨のナカから抜いてもまだ出でて、ああ、俺って若いな、なんてバカなことを思ってた。

「馨はさ、女らしくなりたいんだ?」

そういやことの発端はこれだったなって思って、馨と自分の後処理をしながら聞いてみた。

「へ?あ、えっと、まあ、そうだな……」

何だか歯切れが悪い。
もしかしなくてもやっぱり高梨のために女らしくなろうとしていたんだろう。
恥ずかしくて言えなかったんだろうけど。

「俺も協力してやるよ。澤田だけじゃなくて、男がいた方が便利なときもあるだろ?」
「え、あ、そ、そうだな……」
「あれ、あんま必要ない?」
「ち、ちげえよ。航に付き合わせてばっかで悪いなって思って」

珍しい馨のそんな態度に、俺は心中複雑だった。
あの馨がこんなに変わってしまうなんて、どんだけ高梨が好きなんだと嫉妬する。

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