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隠匿シリーズ☆番外編
第6章 彼の忘れられない人は……?




 今夜、この面々が集まった発端はニーナだ。


 リンゼイがラインハルトに住み始めてより日が浅いため、仲の良い友人と呼べる人がまだおらず、親睦を深め、ニーナとアリエッタが彼女の友人となり、この暮らしに早く馴染んでもらうためだ。


 それをニーナから聞かされ、アリエッタはもちろん喜んでニーナやリンゼイを迎え入れると伝えた。


 だが問題はそこからだった。セドリックがどこからか三人が集まると聞きつけ、だったら自分やジョシュアも含め、レオも巻き込んで集まってしまおうと言い出したのだ。


 女だけで集まり、仲を深めるつもりだったニーナは顔を顰めたが、場を提供するレオが承諾してしまったため、六人で集まる運びとなった。


 そこまではまだ良かった。


「てっとり早く仲良くなるには、やっぱりお酒よね」


 とセドリックが抱えきれないほどの酒を持参し、ただの食事会だったはずが酒盛りの場となってしまったのだ。


 男たちは優劣がつけ難いほど酒に強く、どんどんと酒瓶が空いていく。ニーナとリンゼイもそこそこ呑めるらしく、グラスに注がれるワインを彼女たちもどんどん呑んでいった。


 酒瓶が空けば空くほどに騒がしさが増し、今夜の主役であるリンゼイはとても愉しそうにしていた。それは良かったのだが……。


 ただ一人、酒の呑めないアリエッタは場の雰囲気に少々気おくれしていた。








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