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秘密の香り
第10章 秘密の痕
沙穂との待ち合わせ場所に早く着くと
そこには美咲(みさき)がいた


「美咲?えー、どうしたの?久しぶり!」

「久しぶりー!元気だった?」

私と沙穂は同じ高校に進んだ。
そこで美咲と出逢った。

私たちは3年間同じ高校で過ごし
いつも一緒で仲良しだった。

私は都内の大学に進学し
沙穂は都内の専門学校へ
美咲は京都の大学へ

そのまま京都で就職した美咲とは
会う回数が減ってしまったが
私の結婚式には駆け付けてくれたり

年賀状や暑中見舞いなどで
連絡を取り合っていた


久々の再会を喜んでいると
仕事を終えた沙穂が現れた


「どういうこと?美咲がいて驚いたよ」

「まぁ座ってから話そう!」


カジュアルフレンチのレストランへ入り
席についてドリンクをオーダーする


「美咲、仕事お休み?」

「実はね、東京に引っ越してきたの」

「え、いつ…?」

「あー、沙穂の言っていた嬉しいニュースって…」

そういうことかぁ
転勤とか??かなぁ…

「えっと…実はね、結婚が決まったの」

「え?結婚?」

「桃香、驚き過ぎ!」
沙穂は私の驚き方を笑った

ドリンクが運ばれてきて
美咲の結婚を祝い乾杯をした


「でね、旦那さんになる人なんだけど…」
沙穂が言った

「どんな人?」
美咲を見る


「桃香も会ったことある人だよ」

「誰?高校の同級生?えーわからない…」

沙穂が意地悪そうに笑う

「もー!教えてよー!」


「瞬さんだよ、ほら、覚えてる?」


あ…スペインバルの…


意外過ぎて
頭がついていかないや


「全然分からないんだけど!いつ出逢ったの?」



美咲と瞬さんの出逢いを
沙穂が語ってくれた


美咲は幸せそうな顔で微笑んでいた。




























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