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秘密の香り
第16章 秘密の重み
我慢…できなくなる…

そう思った瞬間
リビングで電話が鳴り響く音が聞こえた

「圭吾さん…電話…」

「いいよ…」

「でも…」

こんな時間だし
家族から急用かもしれないし…

「出たほうが…」

私は圭吾さんの体から手を離す

「ごめんね…」

圭吾さんは私の頭を撫でて
起き上がった

ベッドにひとりになり
圭吾さんの残り香にときめき
私は夢へと落ちていく…

目が覚めると
圭吾さんが隣で寝息をたてている

あぁ…先に寝ちゃったんだ…

整った横顔を眺める

ハワイから帰ったら…
敦に告げよう…

私はこうやって
圭吾さんのとなりにいたい…


ごめんなさい…


別れの言葉を思うと
苦しくなり
この秘密の重さを感じた


ただ好きなだけ…

ただ愛しただけ…

ただ出会ってしまっただけ…


涙が溢れ
愛の重さに
この秘密の重さに
苦しさを感じながらも

それをやめることはできない…

静かにそう思った…



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