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秘密の香り
第3章 秘密の恋
お風呂に入り
さっぱりとして

ひとり、ベッドに横たわる…

私には敦がいる、


圭吾さんは
きっと美香さんと付き合っている…


芽生えた恋心を
消し去りたかった


恋だと
認めたくなかった…


でも
再会できたときの
胸の高鳴り

美香さんと出ていく姿を見て
胸が傷んだこと


やっぱり…
これは恋なんだ…


そう実感して
罪悪感でいっぱいになる



ひそかに…
思うだけ…


永遠の片思い…



誰にも言わない
私だけの秘密の恋…


それなら
いいのかな…




もう会えないかもしれない…

もし会えても
進展することは許されない


私の心の中でだけ
想うことを許された

秘密の
小さな恋


ずっと
そんなことばかり

恋心に浸り
切ない言葉が
浮かんでは消えていく



圭吾さんの香りを思い出す


香水とか
そんなんじゃなくて

圭吾さんの匂い…
香り…


身体がぽっと熱くなる


目を閉じて
そっと大切な部分を
撫でてみる…



そこは
恥ずかしいくらい
愛液を溢れさせていた。


















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