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あなたの面影
第6章 雨が降る金曜の夜
「もうっ!! 変態っ!!」

からかいながらも名執さんは私の内腿を擦っていた。
それが悔しいくらいに気持ちいい。

「こ、ここっ!! ここですっ!!」

その手を握り、私の濡れた場所に当てた。

「ちゃんと言葉で言うんだ」

名執さんの瞳は妖しく揺れていた。
顔はさらに近づき鼻の頭同士がくっつく。

キスしたい……

心から願ってしまう。

「お……まん……こ……舐めて欲しい……」
「もっとはっきり」
「おまんこ舐めてっ……お願いっ!!」

死ぬほど恥ずかしくて、口にしたあと照れを隠すように名執さんにキスをした。
はしたないことを口にしてしまうと羞恥で身体が熱くなる。
その熱は性的な快楽に似ていた。

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