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あなたの面影
第10章 告白
「汚いこと?」

笑いながら一仁さんは私の目隠しを取った。
視界が戻ったことで不安感が一気に解放された。

「瑞波の身体に汚いところなんてない」

一仁さんはその氷を口に入れて舐める。
その光景に背徳的な刺激を感じてしまう。

「わ、私が私のを舐めるって言うのが問題なんでしょ!」
「汚いのか?」
「それは……生理的に受け付けないでしょ、普通……」

戸惑う私に彼が近付く。
怒ってるはずなのに、胸の鼓動は不思議な高鳴りをしていた。
次の瞬間、彼は私をベッドに押し倒し、太ももを掴むと一気に彼のものを突き刺した。

「んあっ!」

たぎった彼のものは熱かった。
冷えきった私の中にその熱が伝わる。

「どう? いつもより俺の体温感じるでしょ?」
「やめつ……私怒って……るんですか、らねっ!」

彼の言う通りだった。
私の中に彼が入っているという感覚がいつもより強い。
彼の温もりを感じる。


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