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あなたの面影
第11章 『あなた』
聡志以外の周りの景色がモノクロになったようにさえ見えた。

三年前よりやつれ、剃り残しのような髭が伸びているが、間違いなく聡志だった……

「瑞波……ごめん……」

向こうも驚いたように目を見開いていた。

「ごめん……じゃないよっ……ごめんで済むわけないでしょ!! 今までどこにっ……どうしてっ……」

言いたいことも訊きたいことも多すぎて、だけど溢れてきた涙のせいで言葉が詰まる。


頭の整理がつかないまま、私は聡志を連れて部屋に入る。
玄関でいいと固辞する聡志の腕を引いてなんとか腰を下ろさせた。

「なんで三年前、急にいなくなったの?」

ようやく少し落ち着いた私は何よりも聞きたかったそれを訊ねた。

「……少し長くなるけど、いい?」
「いいに決まってるでしょ。こっちは三年も待たされたんだから……」


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