この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたの面影
第11章 『あなた』
「ごめん……」

聡志は何度目かのごめんを呟いた。

「もういいっ……」

ただひたすらに謝る聡志を見て胸が苦しくなった。
三年前の自信があって前向きな彼とはまるで違う。
疲れきっていて、謝ることに馴れすぎたその姿は見ていて辛くなる。
どれ程辛い三年を味わってきたのか、聞かなくても分かるほどだった。
ズタズタになるまで苦労して、ようやく説明に来れるまでになった聡志をこれ以上苦しめたくない。

「もう……いいよ。ごめん……聡志だって……辛かったよね……」

泣きながら聡志の手を握る。
しかし彼からの握り返す力は感じ取れなかった。

/338ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ