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非モテ連合国
第2章 バイト

休日、食料を買いに町に来ていた田中。
噴水のある駅前広場に差し掛かると美沙を見かけた。
お洒落な服を身にまとい、時計の下で立っている。
いつもとは違う美沙に田中はドキドキしていた。
(友達と待ち合わせかな? 声かけたいな……わざと前を通って気づいてもらうか)
田中はドキドキしながら美沙の前を通った。
しかし美沙は気づかない。
確実に前を向いていたにも関わらずだ。
(あ、あれ? 変だな……もう一度……?)
再び動こうとしていたその時だ。
イケメンな男が美沙に話し掛けてきた。
すると美沙は笑顔で会話している。
その時点で田中は気づき始めるが、決定打にしたのは恋人繋ぎで歩きだした瞬間であった。
そう、彼氏である。
田中は呆然とそれを見送る。
幸せで満ち溢れた2人の後ろ姿を。
噴水のある駅前広場に差し掛かると美沙を見かけた。
お洒落な服を身にまとい、時計の下で立っている。
いつもとは違う美沙に田中はドキドキしていた。
(友達と待ち合わせかな? 声かけたいな……わざと前を通って気づいてもらうか)
田中はドキドキしながら美沙の前を通った。
しかし美沙は気づかない。
確実に前を向いていたにも関わらずだ。
(あ、あれ? 変だな……もう一度……?)
再び動こうとしていたその時だ。
イケメンな男が美沙に話し掛けてきた。
すると美沙は笑顔で会話している。
その時点で田中は気づき始めるが、決定打にしたのは恋人繋ぎで歩きだした瞬間であった。
そう、彼氏である。
田中は呆然とそれを見送る。
幸せで満ち溢れた2人の後ろ姿を。

