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非モテ連合国
第5章 友
気付けば2人は街コンにいた。
2人組参加の街コン。
街コン行ったことないからよく分からんがとりあえず2人は飲食店内にいた。
水を飲み、高橋好みの女を探す。
田中は飽くまで付き添い。
意地で周りの女に惚れないよう、猛烈にネガティブ思考をする。
(どうせ俺なんて……どうせ俺なんて……)
すると高橋が小さい声をあげる。
「黒髪で可愛いなぁ……大人しそうだし……彼氏いない歴を根絶させるために来たんだな……よし、あの娘にしよう!」
典型的処女厨童貞である。
この勝負100%死!
田中はそう思いながらも着いていく。
「あ、あの……いいですか……?」
「……どうぞ」
その女の友達がそう言うと田中らは前の座席に座る。
高橋は童貞丸出しで話しだす。
「今日は初めてとかですかぁ?」
あがっている。
女らは顔を見合わせてくすくすと笑う。
「はい。初めて来たんですよ」
「あ~、そうな%$#すかー……」
「……」
沈黙。
もう見るに耐えない。
高橋は顔真っ赤にして脳みそをフル回転させ、思い付いた言葉を発するために声を絞り出す。
2人組参加の街コン。
街コン行ったことないからよく分からんがとりあえず2人は飲食店内にいた。
水を飲み、高橋好みの女を探す。
田中は飽くまで付き添い。
意地で周りの女に惚れないよう、猛烈にネガティブ思考をする。
(どうせ俺なんて……どうせ俺なんて……)
すると高橋が小さい声をあげる。
「黒髪で可愛いなぁ……大人しそうだし……彼氏いない歴を根絶させるために来たんだな……よし、あの娘にしよう!」
典型的処女厨童貞である。
この勝負100%死!
田中はそう思いながらも着いていく。
「あ、あの……いいですか……?」
「……どうぞ」
その女の友達がそう言うと田中らは前の座席に座る。
高橋は童貞丸出しで話しだす。
「今日は初めてとかですかぁ?」
あがっている。
女らは顔を見合わせてくすくすと笑う。
「はい。初めて来たんですよ」
「あ~、そうな%$#すかー……」
「……」
沈黙。
もう見るに耐えない。
高橋は顔真っ赤にして脳みそをフル回転させ、思い付いた言葉を発するために声を絞り出す。