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第2章 亜紀の気持ち１

［亜紀視点］

ようやくバスが高校前のバス停に着きました。

やっと痴漢から逃れられました。

バス停からすぐに校門です。

校門には体育の猪狩先生が立っています。

服装チェックです。

ちょっとヤンキー気味の生徒たちが
猪狩先生に捕まって説教されています。

私の服装は大丈夫…のはず…


「こらっ！お前っ！」
猪狩先生が私を呼び止めます。

「えっ？！」

「髪が茶色い！染めてるだろう！」

「こ…これは地毛です…」

「ウソを言うな！」

私は怖くって…言い返すことができません。