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スケベ教師とマジメちゃん
第1章 理科準備室
[亜紀視点]

私はバス停から校門を抜け校舎へと向かいます。

途中で友だちの奈保子を見かけます。

陸上部の奈保子は
ショートパンツにTシャツ姿…
練習が終わったばかりのようです。

「あらっ…亜紀…どしたの?
こんな時間に亜紀に会うなんて…珍しいよね」

「理科準備室に忘れものなの」

「理科準備室?どうしてそんなところに?」

「一条先生に質問してたの」

「あらっ亜紀…一条先生を狙ってるの?」
そう言って奈保子が笑います。

「そんなんじゃ無いわよ…」
私もそう言って笑います。

「一条先生は人気あるからね〜」

女子高では…若くてハンサムな先生は
生徒からの人気の的です。
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