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第14章 そして……永遠の…

「アメリカでの成功を成し遂げ、日本に戻ってきたレッドのみなさんです!!」

テレビは、レッド一色に染まっていた


「ままぁ!!パパだよ!!」

テレビに釘付けの陸

「ほんとだぁ!!パパだねぇ!!」


「パパ、早く帰ってこないかなぁ!!」



その時

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


「あ!!パパだぁ!!」


陸がドアを開けると…蓮が立っていた


「陸!!ただいまっ!!」


「パパぁ!!おかえりなさい」


「大きくなったな!!ママは？」


「ままぁ!!パパ帰ってきたよ!!」


「陸!!大きい声出さないの!! 桃が起きちゃうでしょ…蓮…おかえりなさい」


「ん、ただいま美咲…」

抱き合う二人…


「桃…見せてくれ。」


「うん」


桃の寝顔をみながら、そっとキスをする蓮


「陸と同じ顔してるな…」

「でしょ。」


「美咲…もう、お前を一人にしないからな…これからはずっと一緒だ!!美咲と陸と桃と…」

「蓮……」


「美咲……愛してる」


「蓮…愛してる」


遠回りしてしまった二人…



気持ちも揺れ動きまわり…


やっと、本当に大切なものを手に入れた…


「美咲……」


「蓮……」


陸と桃の寝顔を間に挟み…ベッドに座る美咲と蓮

「美咲…こっち来いよ」

「うん…」

蓮の隣に行き、ソファーに座り直す二人


「美咲…」

「蓮…」


「ベッド占領されちゃったから、ここでしよっか…」

「蓮ったら…」

「美咲……次は、男の子な……ちゅ」




幸せな二人に、もう…困難は何もない…


やっと掴んだ幸せだった



二人は、永遠を誓い合った。








終