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いつも、その笑顔で
第9章 再会
「へぇ…そんなことがあったのね…」
階段の踊場に座るノリに近づくRay
「お、マネージャーか。」
「実は、3人の中であんたが一番わかりづらかったのよね!」
「ふっ…」
「ね、ノリ!少し付き合わない?」
「ん?」
スタジオをあとにし、マネージャーの車に乗り込むノリ
着いたのは墓
車から降り歩く2人
マネージャーが歩くのを止めた目の前に墓があった
「Ray…誰の墓?」
「息子ょ…」
「え…? マネージャー結婚してたのか。」
「…えぇ…けど…息子が亡くなった時、別れたの……まだ4歳で…ちょっと目を離した隙に道路に飛び出して……」
ノリが墓の前に座り手を合わせる
「ノリ…」
「大切なものを失う気持ち…わかるから」
マネージャーの目に光るものが溢れた
「ありがと」
マネージャーは、ノリを連れ海に向かった