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いつも、その笑顔で
第1章 季節の変わり目に
呼び出された場所に向かう美咲




初めての待ち合わせ場所と同じ


「蓮…お待たせ」



「うん、どこか入ろ」


「いい、車の中で」


「そうやっていつも気使ってくれてたんだ…」


「…」


「いいから、入ろ」



初めてカフェに入る


「蓮…」



「なぁ、美咲、この前は…ごめん……あんなこと…」


「うん………」


「美咲……これからどうしたい?」


「わからない…」


「…少し、時間おこうか…」


「…別れるってこと?」


「………あぁ」



「うん、わかった。」


「美咲……ごめんな」


部屋のカギを美咲に渡す蓮


「荷物……どうする?」


「処分していいよ」


「わかった。じゃ、頑張ってね蓮…さようなら」

美咲がカフェを足早に出る


「美咲っ…」


頬に生暖かいものが流れた…



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