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第16章 決別

夫にはそう言ったものの、てっちゃんとの未来を夢見る事が止められない。

逢いたい気持ちが膨らむ。

ねぇ。
私達はただの従兄弟だよね。

ねぇ。
やっぱりただの従兄弟なのかな？

てっちゃんの気持ちが知りたい。

てっちゃん。
私まだてっちゃんを忘れられないんだ。

どうしても我慢出来なくてメールした。

電話して良い？

何かあった？

ただてっちゃんの声が聞きたくなっただけ。

良いよ。

「もしもし。」

あぁ懐かしいてっちゃんの声。

「もしもし。久しぶり。」

「おう。元気だったか？」

「うん、」

「ねぇ。てっちゃん。」

「何？」

「あのね…。」